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レペット細幅 [バレエ]

手に入れてから三ヶ月ほどほっておいたレペットバヤデールの細幅を、やっとはいてみました。
結論から言うと、とっても良いです[ぴかぴか(新しい)]
何が良いかと言うと、まずサイズが良いです。
いつもの26cm相当のポアント(ギャンバの7とかアールクラスの41)よりも少し縦が大きくてなおかつ幅もちゃんと狭いです。
あと、自分にとって良かった事はバランスの位置が合っていたことです。
はじめから立ちたい位置ですんなり立てるしかなりソールがなじみやすいので、もうこれしかないという感じです[ハートたち(複数ハート)]細幅恐るべしです(?)
何でほとんどのお店で扱っていないんでしょうね?実際に履いてみないと分からないでしょうが、結構細幅で困っている方には良いと思います。
ただ、潰れるのが早いかな~という感じはします。
まだ分かりませんが。

シャンク [バレエ]

一度履いてみてから癖をつける為にに少し曲げる位はありますが、新しいポアントのソールを履く前に揉んだりという事は特にしていませんでした。
少し履きこめばどうせ柔らかくなってしまうし、ソールが潰れて履けなくなるのも勿体ないな〜などという貧乏性から来ているのですが、ふとした拍子に今履いているギャンバ93のカーボンシャンクを見てしまい、これが折れたりする事はまず無いだろうと確信しましたので考えを改める事としました。
ふとした拍子とは、サイズ改造したギャンバのプラットフォーム(トゥの先の所)がとうとう柔らかくなってきてしまったのでハードナーを流し込むべく踵の布を外側にめくりあげた時の事です[がく~(落胆した顔)]
がばっと中の薄いスエード部分とシャンクが離れてしまいました。DVC00028.JPG足に当たる部分のスエード(一番大きい茶色の部分)の内側に薄めのシャンク(真ん中の薄い茶色の部分)とカーボンの結構厚みのあるシャンク(黒い部分)が入っていました。
この黒い部分が凄く固くて、というか弾力があってどんなにぐいぐい曲げても元に戻ってくれるので、“耐久性がある”という事なのですね。(確か商品説明に書いてあった気がします。)

ちょっと興味をそそられたのでギャンバ97(3/4シャンク)の方もめくってみました。DVC00030.JPG
まず真ん中の薄いほうのシャンクがソールの端から4cm短くなっていて、DVC00029.JPG少し見づらいですが黒いカーボンのシャンクはさらに2cm短くなっていました。
つまりサイズ7(26)の場合で6cm短い訳ですから確かに大体3/4ですね。
この位置は私には少し合いませんでしたが、自分でシャンクを切る場合の参考にはなりますね(この黒いカーボンは切れないと思いますが)。

ところで、3/4シャンクって(ギャンバだけかもしれませんが)ドゥミで立った姿が今イチではないですか?
ドゥミを通って立つ時の事ではなく、ドゥミポアントで移動したりする時に、中でどんなに踵を上げていても低いドゥミポアントに見えてしまうのです。
カーボンのシャンクの長さが短くて曲がりにくいせいで、柔らかいシャンクの無い部分だけが持ち上がってくの字型に靴が曲がってしまうように思います。
私だけなのかもしれませんが[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、そのおかげで踵は脱げなかったんでしょうね。
そんな理由からも私はあまり3/4シャンクが好きではなくなってしまったのですが、シャンクに乗っかって立てるので楽だ([exclamation&question])といっている人もいましたし(グリシコ2007でしたけど)、人それぞれですね。

実は今レペットのバヤデールの細幅を取り寄せ中です。
一つ下のサイズの普通幅を履いてみた所、幅は良いけどサイズが小さかったからです。
ギャンバの細幅は幅が良くてサイズが小さいと思ったので踵を広げてサイズを大きくしましたが、レペットの場合サイズ展開が細かくて細幅も見た事が無いのでやっぱり不安ですが思い切って頼んでみました[ぴかぴか(新しい)]
これで駄目なら次は一つサイズが上のギャンバを水やりかなんかで加工して細くして、それでも駄目ならまた改造に戻ろうかと思います。
今の所、プラットフォームが潰れるのが近いですが幅は大丈夫ですので、寿命まで順調に使えそうです。
そしていざという時は比較的手に入りやすいグリシコ2007をつなぎに使おうと画策中です。(3/4シャンクというところが引っかかっているのですが、実はこれが一番良かった等という事になるかもしれません。)

最後に、シャンク以外は同じ形…というわりにはソールなんかも結構違うので、ソール側から見たギャンバ93と97の比較です。
DVC00033.JPG
一番左がギャンバ97(7X)真ん中がギャンバ93(7N)一番右がおまけでアールクラスE(41・1)です。


開張足 [バレエ]

以前の記事でも私の足はこんにゃく足だと申しましたが、それは自分で多分そうなんだろうなあと思っていたにすぎませんでした。
足の人差し指の付け根辺りに魚の目がよく出来るし、握ると幅が狭くなるように感じていたからです。
しかし、握って幅が狭くなるという部分は足のクッションとしての役割もあると何かで聞いたような気もしましたし、バレエをやって多少鍛えられているから、やっぱりこれは普通なのかなあ…とも何となく考えていました。

しかし、とある靴屋さんのHPでチェックしてみたところ、バッチリ開張足でした[もうやだ~(悲しい顔)]
書いてある通りに親指に力を入れて重心をかけると、指の付け根の真ん中辺りが上に浮く感じがします。
見た目にもわかるので、おお!これが横アーチか!と少し感動してしまいました。
さらに実は子供の時から扁平足ぎみで、一体どういうレッスンをしてきたのだろうと思ってしまいましたが、バレエの時にチェックしてみたら一応今はちゃんと横アーチも土踏まずも出来る使い方をしていました[わーい(嬉しい顔)]

扁平足は仕方ないとして(父も扁平足なので遺伝?)開張足の方は間違いなく、長らく靴の選び方を誤っていたせいだと思います。
無理矢理でも、足が入ればそれを履いていたせいで“足裏を使って歩く”という事は皆無でした。
バレエを再開したはじめの頃も、そのせいで大分苦労しました。
ア・テールでのバランスがもの凄くとりにくいのです。
その頃、あるテレビ番組で足裏の親指の付け根部分がセンサーの役割をして体のバランスを取る…と言っていたのですが、これだ!と思いました。
番組では、バランスの達人として取材されたどこかのバレエ団(かバレエ教室)の美しいバレリーナが、スタジオでもだれも出来なかった課題(目をつぶって片足で30秒くらいバランスだったと思います。)を楽々クリアしていました。
私はもちろん出来ませんでしたし、足の付け根の感覚は、特にバランスの取りにくい右足は皆無といっていい状態でした。
地面についているかどうかも感じられないほどなのです[がく~(落胆した顔)]

これを改善すべくまずした事は、バレエシューズの買い換えでした。
チャコットの一番大きいサイズを履いていましたが、一番長い人差し指は常に曲がっている状態で全体に縮こまっていましたので、足指や足裏を使うどころでは無いという事に初めて気付いたのです。
前から行ってみたいと思っていた目白のノヴァでフィッティングをしていただき、サンシャの12Nを購入しましたがここでもこれが一番大きいサイズでしたので、チャコットのよりは良いとは思いましたが最良かどうかは分かりませんでした。
それでも、たったこれだけの事で!!バランスは大分良くなったように感じました。
同時に普段歩く時にも何とか足裏を使おうと気を使い、徐々に徐々に改善してきたように思います。
歩く時もレッスン中も直接意識するのは親指の付け根というよりも指先だということも何となく分かってきました。
今はブロックスのストリームライン7Bを履いています。本当はもうひとつ大きいのでも良いような気がするのですが、これもお店で一番大きいサイズだったので仕方有りませんでした。
幅の広い物にすれば良いと言う訳でもなく(横幅分が縦にとられて一見大丈夫そうですが、人差し指は曲がってしまうのです)トゥシューズに負けず劣らず、バレエシューズも選ぶのが結構大変です。

ちなみに靴屋さんのHPにはゆうれい指というものも載っていました。
横アーチが逆になってしまうものですが、足をつけてしゃがめなくてアキレス腱が短いと思っている方も案外こちらかもしれません。
改善の可能性有りです[るんるん]

改造ポアントその後 [バレエ]

さて、ゴムをバッテンに付けた改造ギャンバですが、先日やっと履いてみました。
結果は非常に宜しかったです[るんるん]
そのうち履き口もかがろうと思っていたのですが、バッテンゴムのおかげで横からのサポートも強くなって安心感が増しました。
さらに脱げないだけではなく甲の出過ぎを防いでくれてソールがより足裏についてくるようになりました。

ところで、切羽詰まっていない時のポアント選びは、とても楽しいものですね。
シルビアとトーモンだったので、自分のペースで取っ替え引っ替え[わーい(嬉しい顔)]納得がいくまで試着させていただけました。
ギャンバ93・サイズ7・N幅を改造すれば大丈夫だという事をほぼ確信いたしましたので、次回はトーモンでギャンバの7,5N幅(かレペットのEM幅かグリシコ2007のX)を取り寄せてみて比べてみようと思いました。
ただ、トーモンの取り寄せは注文のタイミングと買い付け時期が合えば案外早いのですが、普通は3ヶ月〜と思っていた方が良いそうです。
特にギャンバは遅いそうです[がく~(落胆した顔)]

ちなみに私の足は親指と人差し指の差がそれほどないギリシャ先細型で、外反母趾でも内反小趾でもありませんが細幅(C幅)の上にこんにゃく足で、甲は無い方ではありませんが指が長くて足先はぺったんこの全体的に細長いうさぎのような足です。
もしも似た足をお持ちの方で、なかなか実際にポアントを試すことができないという方の参考になれば嬉しいです。

試し履き [バレエ]

改造ポアントの履き心地途中経過ですが、何だかまた左だけ脱げてしまったのでゴムをバッテンにも付けてみました。
ところが私のメインのお教室は毎回ポアントを履かないのでなかなか試してみるチャンスがありませんでしたので、その間に今まで履いたことのないメーカーを試着してみようとおもいました。
なぜなら以前ご紹介させていただきましたポアント&シューズ・フィッティング・ルームの早わかり表で合いそうなものしか試したことがなかったのですが、もしかしたらという事もあるかもしれないし、出来ればもっと価格帯の下のものが合えば嬉しいと思ったからです。

サイズがなくて無理だったものも結構有ったのですが何とかこれだけ試す事ができました。
カペジオ コンテンポラ・ニコリーニ、ブロック セレナーデ・シュープリマ、グリシコ 2007・ワガノワ・フェッテ・マヤ、アンバー、サフォーク、シナジー、ハーモニー、シルビア ・ネオチェリー
細幅はほとんど無かったので確実とはいえないのですが、これだけ履いた中で可能性を感じたのはグリシコ2007だけでした。
最後にギャンバとレペットも履いてみましたが、やっぱり合います[黒ハート]それからレペットのルスカも合う事がわかりました。
確か今は両方とも同じ会社(レペット社)製なのですよね…似ているのでしょうか?
とにかく、上記の早わかり表はかなりの精度で(私にとっては)合っているという事を再確認いたしましたので、今後サイズがあればバレリーナ レガート、グリシコ エリート、シルビア サテントップも試してみようと思っています。

今回の収穫は、レペットのバヤデールとルスカの細幅なら合うだろうと思えた事とギャンバ93 7,5のX幅をまた改めて履いてみてN幅なら大丈夫かもと思えた事、以前はだめだったグリシコ2007も合いそうだと言う事、そしてトーモンは全体的に価格が安いとわかったという事です。
トーモンはHPが無いせいだと思うのですがなかなか情報が出回りませんよね。
物によっては電車代や送料の兼ね合いでそれほど他と変わらないという事もあるかとおもいますが、ギャンバやレペットで税込みでも六千円台、グリシコは全品確か3990円でしたのでかなりお安い方だと思います。

しかし、合わないものはホントに合いませんね[あせあせ(飛び散る汗)]履き口や幅が合ってもボックスの中がドーム型にぽっかり空間が空いてしまったり、あちこち痛かったり、足を入れた瞬間にまるで駄目だとすぐにわかったり…私の足がよほど特殊なのでしょうか?
国産物は比較的万人に合いやすいそうですが、残念ながらサイズが注文しないとなかなかなくて気軽に試せないのでわかりませんし[もうやだ~(悲しい顔)]
買う時はパッドなしで立てるものを買うのですが、今回の試着では縦のサイズを優先したので幅はほとんど緩くて立つのが凄く怖かったです。

再びはじめた理由 [バレエ]

高校に入って、同じく以前バレエをしていたと言う友達ができて“またやりたいね”という話になったのですが、二人とも以前行っていたところはちょっと遠慮したいという事でうやむやになってしまった事があります。

それから学生時代の舞台衣装見学でボリショイのペトルーシュカ見た時にも、またやりたくなりました。あまりに舞台がすばらしく、いわゆる古典しか知らなかった私にはすごく魅力的だったからです。しかし今更戻れないし、これから就職してがんばらなくては、と思っていた時期だったのでその時も思っただけで終わりになりました。

そしてさらに、就職先のとあるイベントで一人でバレエ(らしきもの)を踊った事があり、その時にいらしていた方がバレエを始めたばかりだとの事で“凄い!子供の時からやっているの?”と言って下さったのですが(始めたばかりなのでそう思われたのだと思います)その時はじめて、大人からでもバレエができる所がある事を知りました。
気にはなったものの、普段の業務で精一杯だったので自分も習いたいとまでは思いませんでした。

最終的にバレエを再開する事になったのは、何度か転職を繰り返した後のお休み期間の事でした。
スポーツクラブで水泳やマシントレーニングなどをしていたのですが、今ひとつ続かないし楽しくない…バレエをしたいという気持ちもあるけれども今更だしなあ…と悶々としていた時にNHKで「エトワールの肖像」という番組を見ました。
オペラ座でセルジュ・リファールの時代に活躍していたイヴェット・ショヴィレがギエムやピエトラガラ、モニク・ルディエールなどのエトワールにバリエーションレッスンをするという内容で、その美しさときたらため息が出るほどでした。
この美しい世界に、私も及ばずながら関わりたい!と強く思いバレエを再開しようと決心しました。
とはいえ、一応スポクラのかわりですので自分の中では美容体操バレエという位置づけでスタートすることにしました。
発表会やその他色々有ると思いましたので個人のお教室はさけて、近くのカルチャーの講座をいくつか見学して入会する事にしました。

最近になって上記の「エトワールの肖像」がフェアリーのVHSセールで出ていましたので購入いたしました[るんるん]
レッスンやリハーサル風景が好きで色々な物も見ていたので、その他の物と記憶が混ざってしまっていて少し違う感じもしましたが、初心を忘れない為に大切にしたいと思います。

バレエをやめる理由 [バレエ]

大人になってバレエを再開してすぐは、あのままずっと続けていれば…と周りの方からも言われましたし自分でも思ったりしていました。

子供の頃にバレエを始めたきっかけは、親に勧められたからでした。
元々股関節の柔軟性があったようでバレエが良いのではないかと思われた事と、二歳違いの姉が祖母と共に日舞をしていたので、母は私には違う事をさせたかったからだと思います。
バレエは大好きで、七歳頃に運動(主に水泳やマラソン)を制限されるような病気が見つかったのですが、バレエは好きなようなので、とお医者様も許してくださいました。
今もありますが、まあ許していただけるくらいなので大した事は無いと思います。

中学一年の後半にやめてしまいますが、理由はまあ色々…というかやめる為に色々考えたとも言えるような[たらーっ(汗)]
一番のきっかけは部活ですが、何よりもバレエが私にとってあまりにも身近で自然だったから、いとも簡単にやめてしまったような気がします。
お教室はやめてもバレエは自分と共にある、みたいな変な自信というか感覚と言うか…今にして思うと、何だったんでしょうね。
ただ、考えてみればそれまでの人生常にバレエがあってあたりまえで、バレエに憧れるとかそういう感覚にも乏しかったように思います。

時々お教室のお母様に相談されたりもしますが、今お嬢さんにバレエをやめて欲しくないと思っている親御さんは舞台を沢山見せたりしてモチベーションを上げるようにして差し上げてはいかがでしょう?
それと、もう少し大きくなって受験でやめたり、高校生くらいになって自分の将来性のようなものが見えてきてやめたという方もいましたが、一度やめて(受験などで)戻るには、ずっと続けていたお友達との差を感じたりするもつらいですし…結構気合いが必要ですよね。

まあ、一度やめたとしても私のように大人になって戻ってきたり(両親は喜んでいるようです)、違うジャンルのダンスでプロになったりしている友達もいますので本人の意思に反して続けさせる事が必ずしも良い事だとは思えませんが。
ちなみに日舞を名取りになってからやめた姉は、やっている時も今でも嫌なんだそうです。大人になってからもやるなんて考えられないと言っております。
タグ:バレエ

究極の一足? [バレエ]

改造ポアントをレッスンで履いてみました。
履いた感じは踵がかなり低いと感じはしましたが良かったです。
ですがじっくりドゥミから上がろうとすると…やっぱりダメでした脱げてしまいます。
ピケで立つのはは問題ないのですが、ピルエット等は怖くてできませんでした。
あの労力は何だったのだろうと落胆してしまい、やっぱり7.5のNを取り寄せるべきかとの思いが頭をよぎりました。
しかし同時にいくつか原因も思い浮かびました。
まず第一に踵ゴムが弛い事。
今まではもしもの時の安心用としか思っていなくてアテールの時にテンションがかからない状態でつけていました。
そしてもう一つ、家での試着を裸足でしていた事です。
当然ですね、タイツになれば全体に滑りやすくなるのですから。
踵の低さは今までに無い感じではありましたが、たまたま作業中に見ていたピエトラガラの写真集には

Pietragalla―ピエトラガラ写真集

Pietragalla―ピエトラガラ写真集

  • 作者: クロード アレキサンドル
  • 出版社/メーカー: 青幻舎
  • 発売日: 1996/08
  • メディア: 大型本


同じくらいの高さの写真がありましたので(プロと比べるのもどうかと思いましたが)まあ有りだろうと思いました。

そして二度目、踵のゴムを付け直してレッスンに臨みました。
はじめこそ少し脱げる感じで不安もありましたが、ドゥミで一度脱げかけてもトゥで立つとまた戻ってくれるので(踵を広げる前は脱げた踵は絶対に戻らないし、ゴムをキツくすると脱げた後踵を踏む事になってしまっていました。)足に慣らす事ができて、慣れてくれば踵は脱げなくなりました[ぴかぴか(新しい)]

しかも、その日はたまたまオーロラのバリエーションをしていたので(時々レッスンに変化を与える為にバリエーションをやらせてもらえたりします。)履き慣れている方ではどうなるだろうと、途中で97のXの方に履き替えてみると……このスリッパのような物は何[exclamation&question]と感じる程になっていました。(この感覚の変化はかなり衝撃的でした。)

という訳で現在、もしかしてこれは究極の一足に出会えたのかもしれないとの思いでいますが、こればかりはもう少し…とりあえずこの一足を履き潰すまでは検証していきたいと思っています。

ポアント改造(工程編) [バレエ]

ギャンバ93N幅サイズ7の踵を広げた工程を記録しておきたいと思います。(次回があるとしたらその為に)

1、綾テープを解く。
あまりきれいではありませんが片方だけ出来た状態です。
P1000220.JPG
右が広げて完成した状態、左は綾テープを解いただけの状態です。
綾テープは一本のステッチだけで付いているようで、縫い目を解くとすぐに外れます。
中には引き紐が通っています。

2、綾テープを切る。
切った状態で履いてみました。切る位置は、後で戻した時に広げた部分が元のテープに収まるようになるべく横にしています。
P1000221.JPG
これだけでもけっこう間があきました。

3、内側から中心の縫い目を解き、断ち目をかがる。
P1000222.JPG
縫い代は2〜3mmで、サテンの生地と薄いガーゼのような生地(足にあたる方)が二枚重なっていますので、二枚が外れないように巻き縫いでかがります。

4、外側縦のテープ(共布)のステッチを外す。
完全に踵部分が左右に開きます。工程3、4共に縫い目を外す時はなるべく上の方で糸を切って、履いた時に踵にくる位置まで解きその糸で玉止めを作ります。

5、幅を広げ、ステッチで縫い止める。
P1000223.JPG
工程4で解いた位置から徐々に扇形に開きます。
(先に完成した方に比べてこちらは少し控えめに解いたのですが、もう少し下から開いた方が良かったです)

6、元の綾テープを縫いつける。
P1000227.JPG
内側から見た図です。
P1000226.JPG
ここで一度履いてみました。P1000225.JPG
工程2の写真と比べて、踵部分のしわがすっきりしています。

7、足りない分の綾テープを付けて完成。
平織りのバイヤステープは色が沢山あるのですが、綾織りのものとなると白しかなかった為、ベージュの綾テープ(計り売りで幅のバリエーションのあるもの)で代用しました。
素材的には綾織りのバイヤステープとして売っているものが一番近かったので、もしこの作業を繰り返すとしたら一巻き染めて使おうと思っています。

こうしてポアントの改造は終了し、家で試し履きをした感じはすこぶる良く、レッスンで履くのを待つばかりとなりました。
さて結果は…後日お知らせします。

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ポアント改造 [バレエ]

これまでにも履き口をかがったり、ニス(ポアントハードナー)を垂らしたり水で縮めたりの加工と言われる事はやってきましたが、今回はついに“改造”をしてしまいました。
改造に至った過程はまた話せば長いのですが、きっかけは舞台という事になるのでしょうか。
新しいお教室で一年程した頃、舞台の話が持ち上がりました。
舞台と言っても発表会ではなく、持ち時間10分程でチャリティーコンサートに参加するというものでした。
発表会と言うとどうしても、通常の時間以外にも練習が必要になってしまい無理だったのですが、今回はいつものレッスン時間中にやりくりして何とかしていただける、とのことでしたので参加させていただく事にしました。

それまでほとんど履いていなかったポアントを履く時間が増えて、すぐに幅が緩くなってしまいましたが、かがってみたりパッドを変えてみたりと何とか加工や工夫をして保たせていました。
できれば履きなれたこの靴で舞台を踏みたいと思っていたからです。

しかし一応予備のものも必要と思い、今のギャンバ97の3/4シャンクの位置がしっくりこないと思っていたので、93の方を購入予定でミルバに行きました。
試しに聞いてみるとN幅もあるそうなので試着させていただきました。
すると…あら?入る!しかもぴったり?!97のNの入らなさに比べると半信半疑っだったのですが、何度試しても履ける…以前どこかで93に比べて97の方が細い、と聞いたような気もしていたのがどうやら本当だったようです。
少しぴったりすぎるとは思いましたが、慣らしてしまえばどうせ緩くなるのだし、今回たまたまあっただけで次にいつ入るかは分からないとの事なので、思い切って93のNを購入いたしました。この“ぴったりすぎ”が後々問題になるのですが[たらーっ(汗)]

早速レッスンで履いてみました。
アールクラスの時も感じましたがワイズが一つ細くなっただけで結構トゥ先が細くなり、ギャンバの先の広さが好きではなかったので凄く良いと思いました。
おかげで靴の中で足だけが動いてしまうような遊び分がなくなって、足先の感覚が繊細に伝わるようになった感じです。
シャンクも自分の足に合った位置で湾曲してくれます。

しかし、どうしても踵が脱げてしまうのです。
踵ゴムの位置が悪いのかと思いつけ直し、ゴムが緩いのかとまたつけ直し、踵部分に布を付け足して高さを出しても何をしても、どうしてもドゥミになった時に脱げてしまいます。

結局舞台には97のXの方を履きましたが、直前にトゥ先が柔らかくなってしまいハードナーで固めて乗り切りました。
しかもうっかりハードナーで履き口をかがった部分の内側も固めてしまい、足に当たってものすごく痛くなり自分の道具に対する認識の甘さを非常に反省いたしました。
どんなに小さな舞台でも、履ける状態のトゥシューズは最低二足は確保しておこうと心に誓いました。

そして舞台も無事終わり、落ち着いたところでもう一度考えてみました。
まず、93のNを購入してしまった事を後悔しました。
そして97ならサイズ7.5のN幅がセキネ本店にあるというので試着をしにいこうとしましたが、なかなか都合がつかず延び延びになっているうちに、やはり93の7.5のNを取り寄せるべきかなあとも思い始めました。
とにかく、履くにははけるけれど動いた時の踵の痛さは明らかに、サイズが小さいのだと思いました。
しかし買ってしまった93はもったいない…踵さえ入れなければ申し分無いのに…と思っている時に[ひらめき]ひらめきました!踵を広げてしまえば良いのだと。
どうせ、このままでは履けないのならばと、思いきってやってみました。
結果&工程は次回に続きます。


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