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ポアント改造 [バレエ]

これまでにも履き口をかがったり、ニス(ポアントハードナー)を垂らしたり水で縮めたりの加工と言われる事はやってきましたが、今回はついに“改造”をしてしまいました。
改造に至った過程はまた話せば長いのですが、きっかけは舞台という事になるのでしょうか。
新しいお教室で一年程した頃、舞台の話が持ち上がりました。
舞台と言っても発表会ではなく、持ち時間10分程でチャリティーコンサートに参加するというものでした。
発表会と言うとどうしても、通常の時間以外にも練習が必要になってしまい無理だったのですが、今回はいつものレッスン時間中にやりくりして何とかしていただける、とのことでしたので参加させていただく事にしました。

それまでほとんど履いていなかったポアントを履く時間が増えて、すぐに幅が緩くなってしまいましたが、かがってみたりパッドを変えてみたりと何とか加工や工夫をして保たせていました。
できれば履きなれたこの靴で舞台を踏みたいと思っていたからです。

しかし一応予備のものも必要と思い、今のギャンバ97の3/4シャンクの位置がしっくりこないと思っていたので、93の方を購入予定でミルバに行きました。
試しに聞いてみるとN幅もあるそうなので試着させていただきました。
すると…あら?入る!しかもぴったり?!97のNの入らなさに比べると半信半疑っだったのですが、何度試しても履ける…以前どこかで93に比べて97の方が細い、と聞いたような気もしていたのがどうやら本当だったようです。
少しぴったりすぎるとは思いましたが、慣らしてしまえばどうせ緩くなるのだし、今回たまたまあっただけで次にいつ入るかは分からないとの事なので、思い切って93のNを購入いたしました。この“ぴったりすぎ”が後々問題になるのですが[たらーっ(汗)]

早速レッスンで履いてみました。
アールクラスの時も感じましたがワイズが一つ細くなっただけで結構トゥ先が細くなり、ギャンバの先の広さが好きではなかったので凄く良いと思いました。
おかげで靴の中で足だけが動いてしまうような遊び分がなくなって、足先の感覚が繊細に伝わるようになった感じです。
シャンクも自分の足に合った位置で湾曲してくれます。

しかし、どうしても踵が脱げてしまうのです。
踵ゴムの位置が悪いのかと思いつけ直し、ゴムが緩いのかとまたつけ直し、踵部分に布を付け足して高さを出しても何をしても、どうしてもドゥミになった時に脱げてしまいます。

結局舞台には97のXの方を履きましたが、直前にトゥ先が柔らかくなってしまいハードナーで固めて乗り切りました。
しかもうっかりハードナーで履き口をかがった部分の内側も固めてしまい、足に当たってものすごく痛くなり自分の道具に対する認識の甘さを非常に反省いたしました。
どんなに小さな舞台でも、履ける状態のトゥシューズは最低二足は確保しておこうと心に誓いました。

そして舞台も無事終わり、落ち着いたところでもう一度考えてみました。
まず、93のNを購入してしまった事を後悔しました。
そして97ならサイズ7.5のN幅がセキネ本店にあるというので試着をしにいこうとしましたが、なかなか都合がつかず延び延びになっているうちに、やはり93の7.5のNを取り寄せるべきかなあとも思い始めました。
とにかく、履くにははけるけれど動いた時の踵の痛さは明らかに、サイズが小さいのだと思いました。
しかし買ってしまった93はもったいない…踵さえ入れなければ申し分無いのに…と思っている時に[ひらめき]ひらめきました!踵を広げてしまえば良いのだと。
どうせ、このままでは履けないのならばと、思いきってやってみました。
結果&工程は次回に続きます。


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2009-02-12ポアント改造(工程編) ブログトップ

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